ランダム

外大生の好奇心をくすぐる

英語を話す「瞬発力」をつけるには?反射力トレーニング入門

話そうとしても言葉が出ない理由

考えすぎる人の落とし穴

「英語で話そうとすると、頭が真っ白になる…」そんな経験、ありませんか?
多くの人が英語を話すときに躓くのは、「正しい文法で話さなきゃ」「難しい単語を使おう」と頭の中で考えすぎることが原因です。

脳内で完璧な文章を作ろうとするあまり、会話のテンポについていけなくなってしまう。これは、インプット中心の学習に偏っていた人に起こりやすい現象です。英語を“使う”ためには、ある程度の“勢い”も必要です。

日本語→英語変換のクセをやめるには

「頭の中で日本語を作ってから英語に直す」というプロセスは、会話のスピード感を損なう最大の原因です。
このクセを断ち切るためには、「英語で考えて、英語で反応する」訓練が必要です。つまり、反射的に英語が出る回路をつくることがゴール。

たとえば、“How are you?” と聞かれて “I’m good. How about you?” と返す感覚。こういった短いやりとりを繰り返す中で、日本語を介さずに英語で反応する回路が育っていきます。

英語の「反射神経」を鍛える練習法

1秒以内に答える即答クイズ

このトレーニングのルールはシンプル。「質問を聞いて、1秒以内に答える」。
答えが文法的に少し変でもOK。とにかく止まらず、すぐに口に出すことが目的です。

例:
Q: What’s your favorite color?
A: Blue!
Q: Do you like cats or dogs?
A: Dogs!

最初は一人で練習してもOKですが、友達と交互に出題し合うと、テンポ感とプレッシャーの中でより実践的な力がつきます。

Yes/Noだけで会話を続けるゲーム

一見シンプルなYes/Noだけの会話。でもこれが意外と盛り上がります。
ルールは、「Yes」「No」だけで返事しつつ、相手の反応を引き出す工夫をすること。

例:
A: Do you like coffee?
B: Yes.
A: Every day?
B: No.
A: Tea then?
B: Yes!

短いやりとりでも、テンポよく答える練習になり、瞬発的な反応力を鍛えられます。

英語しりとり&絵しりとりトレーニング

“しりとり”も英語トレーニングにぴったり。英単語の引き出しを使いながら、即座に単語を思い出す力を養えます。

  • 英語しりとり:単語の最後の文字でつなぐ
    例:apple → elephant → table → egg → …
  • 絵しりとり:ホワイトボードや紙に単語の絵を描いてつなぐ
    発音だけでなく、視覚的な記憶やイメージの反射力も強化できます。

ゲーム感覚なので、グループワークや授業でも取り入れやすいアクティビティです。

グループ練習で話す力を倍増させる

キャンパス内で英語を話すチャンスを増やす工夫

大学には、英語を話す機会をつくるためのさまざまな自主的な活動の場があります。たとえば、英語サークル、会話カフェ、ランゲージパートナー制度など。大学によっては、留学生との交流イベントや、授業外スピーキング練習の時間が用意されていることもあります。

もしそういった活動が見つからない場合でも、自分たちで「英語でランチ会」や「週1フリートーク時間」を企画してしまうのも一つの手です。ポイントは、「英語で話す時間を日常に取り入れること」。特別な場所やイベントでなくても、気の合う友人と定期的に英語で会話するだけでも、反射力はぐんと伸びます

フレーズバトルで即応力を競う

仲間と行う「フレーズバトル」も効果的。これは、与えられたテーマに沿って、短いフレーズを即興で投げ合うトレーニングです。

テーマ例:「朝のルーティン」「旅行中の会話」「レストランでの注文」など。
ルールは、「3秒以内に1フレーズ」「言葉が詰まったら負け」。

たとえば: A: I get up at 7.
B: I brush my teeth.
A: I make toast.
B: I drink coffee.
A: …(3秒経過で負け!)

ゲーム感覚で盛り上がりながら、瞬発的に英語を組み立てる筋力が鍛えられます。

👉さらに語学力の向上を目指すための記事はこちら!

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

もくじ