神戸市外国語大学 英米語劇団 取材映像 ~コロナ禍で頑張る学生を取材~ 外瑞穂さん、有原千尋さん(2021年10月1日)
英米語劇団 2名の自己紹介
神戸市外国語大学国際関係学科3回生 外瑞穂さん
・特技、趣味:絵を描いたり読書
・体を動かすことが好き
1回生の時:
・英米語劇が独自にやってる「トライやる」公演にてショート劇に参加
・語劇祭にて役者
・夏のバベルの塔(多言語劇団)にて役者
2回生の時:
・冬のバベルの塔にて広報と美術を担当
・本格的に活動ができなかったが、オンライン演劇で役者として担当
(Youtube映像)
3回生の時(現在):
・監督とちょっと役者
・監督と言いつつ裏方や広告取り、他の語劇団・委員会さんとの窓口
・対外的な場面(縁の下の力持ち)でも活躍中
神戸市外国語大学英米学科3回生 有原千尋さん
・特技、趣味は舞台鑑賞が好き(語劇に入った理由の1つでもある)
・韓国ドラマ(Netflixなど)を見たりするのも好きで
1回生の時:
・「トライやる」公演にてショート劇に参加
・語劇祭にて役者
2回生の時:
・主に衣装メイクを担当
・オンライン公演に参加
・冬バベルと春バベルも参加
3回生の時(現在):
・本祭に向けて演出という立場で参加
・劇全体をどう作っていくかとかいう方向性を決めたり演技の指導を担当
現在の英米語劇団の人数は?
今19名で活動中です
語劇団に入ったきっかけは?
演劇とか文化部ではなくずっと運動をやってきたんが新入生歓迎オリエンテーションの一環として春バベル公演を見た時にすごいかっこいいなと思って興味を持ったのがきっかけです
演じるっていうことにちょっと憧れがあってどうせ大学生の間しかできないこだし挑戦してみようと思って入りました
高校生の頃から舞台が好きでよく観に行っていました
いろんなジャンルを見てきてミュージカルやコントの演劇など
いろいろ好きでした
大学では演劇をできたらなと軽く思っていたんですけれども、大学生の間に何か達成する経験をしてみたいっていうのもあって、ここだったら私の目的が達成できるのではないかなと思い入部を決めたんです
コロナ禍で困っていることは?
「やっぱり練習形式が一番困ること」と語る外さん
換気も大事、消毒も大事、全部大事なのはわかりますが時間管理とか(大変になってきます)大声をあんまり出せないとかちょっと困るかなと思っています
英米語劇団の広告取りは、劇団の収入源になりますが、(ポスターにそのお店の広告を掲載させてもらって代わりにお金をいただく)英米語劇は飲食店さんが対象として多いため、今回は、広告料をいただかないで宣伝だけさせていただいて、また来年もお願いしますという挨拶をしています
劇団の収入が減ることによる苦労
・練習するために対策で消毒液、手袋の購入費
・それ以外にも普通に演劇をしていてかかってくるコスト
・今回は舞台装置は大がかりなものは作らないところが多いと思うが舞台装置を作るにも費用がかかる
・衣装が足りないから中古で買うとかこまごました出費
・来季に持ち越せるかなっという不安があるのが現状
・今回は全部まかなえたとしても来年への不安
・文化部として大学から一応支給はあるがそれ以上に出ていく現状
練習場所は?
・現在、大学の小ホール(練習場)は平等性が保たれている
・劇団ごとで借りていい
・例年は、どこのクラブも小ホールは使いたいので公平性を期すために交渉が必要
・交渉のために委員会さんが予約を練習場所一括でしてくれる
・本年は割と公平な感じ
・絶対週3回で3時間以内っていうのが決まっているので委員会で分配をしなくてもよい
・公平に練習することができるので劇団ごとで取ることができる。
(練習キャンセルとかも委員会さんを介さないで連絡できる、改善)
練習時間は?
・今までは毎日夜の8時半まで練習していたが、今は自由に練習することができていない
・また、いつコロナの状況がひどくなって練習ができなくなるかもわからないので今後の予定が立てずらい
・劇団員は不安になっている
・今できることとしては目の前にあるタスクをこなしていくことだけ
・今後の予定がはっきりしないのがすごく困っている
演出としての問題点は?
・演出にすごく制限がかかっている
・例えば接近とか接触は避けた方がいいと委員会とか学校からも言われている
・本来自分のしたかった演出がうまくできず、ちょっと歯がゆい思いをしたこともある
・他の部署さんにもすごく協力してもらいながらいい方向にできればと思っている
連絡・コミュニケーションの方法は?
・連絡とか手段がオンラインベースになってしまうのでなかなか劇団員とのやりとりが難しい
・意思疎通が困難な時があって返信が遅くなってしまう
・練習以外での劇団員との交流が一切禁止されているので劇団員同士を仲良くなる機会が全然ない
・特に新しく入ってきてくれた1年生たちが全然お互い知らないような感じで仲を深めることができていない
・部活として楽しくやっていきたい
今後の語劇の存続のためにも人と人の仲っていうのはすごく大事だと思うのでどうにかしないといけないところだなっていうふうには考えています
ズーム(オンライン)をやるときもいろいろレクリエーションとかを考えてみたりしています
いきなりお話を引き出そうとしたりするんですけどやっぱりオンラインには限界があるので実際に対面で会ってたわいもない話をして仲を深めるってのはすごく大事かなと最近は感じています
去年、語劇祭を開催できなかった痛手とは?
1回生の時は全然2回生3回生がやっている実務の内容を詳しく知らなかったので、たぶん2回生になったら3回生の下についてお手伝いをして自分たちがまた3年生になった時に引き継ぐんだっていうのを勝手に想像していました。
でも、昨年できなかった分、そういう引継ぎっていうのがオンライン上になっているわけで、自分たちで実際やってないからいろいろ手探り状態だと感じています
実際今監督として裏方のことをいろいろやっている時にその手探りの状態が多いなっていう風に思っています
本祭の経験が無いっていうのが、今はすごく自分の中で痛手になってるなっていうのはひしひしと感じてます
同じく私も去年本祭が経験できていないので私たち二人を中心に3回生4名の力を借りながら、今劇団を動かしているところです
やっぱり経験がない分いろいろと大変なことがあります
でもそのメンバーが各部署の責任者となってわからないながらも必死に協力してくれて頑張ってくれます
人手が足りない時は経験したことのない部署も手伝ってくれたりするので、本当に今の同期のメンバーにはすごく感謝をしています
大学の2年生になった時から今の今までほとんど大学に通うことができていないと語る有原さん
ずっとオンライン授業が続いていて
ろくに大学に通えていない状況がほとんどだと言う
なんで私たちばかりがこんなに制限を受けているんだろうってよく考えてしまうんです
でも苦悩を持ちながらもできることを探して、今こうやって部活をしているのでこうやって頑張っている人がいるということが少しでも理解してもらえたらみんながやっていることに意味があるなって思います
語劇祭への意気込みは?
おそらく今後語劇をメインとして動くのは大学生活で
これがラストになると思っている外さん
監督としてもちょっとやらせてもらう役者としても
悔いの残らないようめいっぱい楽しむことができたらいいなと思いを語る
もちろん劇を成功するのは一番大事なんですが、それだけじゃなくて過程も一個一個大事にしたいです
せっかくこんな大変な中で集まってくれたメンバーとやるのでもう一個一個の練習を大事にして最後まで走り抜けられたらなっていうのは思ってます
有原さんは、実は演出経験が今までになく、今回が初めての演出そしてそれが本祭っていうすごく
プレッシャーというか重荷を感じるときがあるんだとか。
でもやっぱりみんなが助けてくれて今いい感じに練習スタートすることができています
これからも頑張っていきたいなって思っているところです
何としてでも披露する場を披露したいっていうのが今の気持ちで、何としてでも成功させたいって思っています
観客の方に見てもらいたいところは?
今回、観客の皆さまに見てもらいたいのは、わりと非日常というかファンタジー作品で夢のような感じで、ちょっと非日常っぽい劇をやります
外さんは、その不思議な空間にみんなで入ってもらい、その空気感を感じてもらったら嬉しいなと思いを語る
あと笑いどころは演出さんがいっぱい作ってくれてるので、この暗い世の中って言ったら政治家みたいなんですけど、あんまりいいニュースもないので見てもらってる人に笑いを届けることができたらなと思います
今回私たちは2時間の劇を作るんですけど練習時間の関係で40分ほどの一幕劇アメリカのブラックコメディーを上演する予定です
やっぱりブラックコメディーなので何か皮肉がありつつもやっぱり面白おかしいところはたくさんあるので今作り込んでいるところです
それを見て、ちょっと面白おかしくて笑ってしまったりとか、楽しい気持ちに観ている人がなってくれたら、私たちとしてもいいんじゃないかなって思います
そこを目指して頑張っていきたいと思います
本日は取材へのご協力ありがとうございました!
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神戸市外国語大学 第2部英米語劇団 取材映像 ~コロナ禍で頑張る学生を取材~ 下野璃音さん(2021年9月20日)
https://www.cotoba.press/2021/09/23/nibueibei_gogekidan/
オフィシャルページ
https://www.kobe-cufs.ac.jp/campuslife/event/gogekisai.html
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